弁護士に求められる、役者のような演技力

弁護士には腕利きの人から、元検察官、元裁判官の年老いた人、右も左もわからない新人まで数多くいます。当然、同じ弁護士でありながら力量には差が見られます。経験がモノを言うのなら、元検察官や元裁判官の人が有利に立ちそうですが、実際のところはそこでの差よりもっと大事な力が求められます。それは演技力です。

演技力というと、役者などに求められる能力ですが、弁護士でも演技力は必要です。裁判員裁判制度が導入されて数年になりますが、素人というべき市民が参加することで、ただ事実関係を積み上げればいいものではなくなりました。検察側は裁判員に残酷さを訴えかけたり、被害者の気持ちは尊重されるべきだと気持ちの面から厳罰を求めてきます。それに対抗するには、弁護側も同じ手を使わなければいけません。

もちろん下手に情に訴えかけても逆効果ですから、いかに情状酌量を勝ち取るか、話の組み立てのうまさが求められます。もちろん、腕利きの弁護士は豊富な仕事量、細かい点をしつこく攻めていく突破力、執着心、ちょっとした言葉尻でも見逃さないなど、人から嫌われそうなことを仕事としてやらなければいけません。正義の味方として扱われがちですが、その実態はそんなきれいごとではありません。知識だけでなく、時にはハッタリをかますようなことも必要です。

こうしたものも演技力には含まれています。全てにおいて正直な人は弁護士には向いていません。言っていることをすぐに変えても平然としていられる図太さが必要なのです。広島で相続のことならこちら

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