最近の電気代の高騰により、冬に寒くても暖房をつけない動きが広まっています。家の中が寒くなる要因の一つに、窓が冷えている、もしくは閉めているのにすきま風が入ってくるということがあります。窓に工夫すると、暖房をつけなくても、安定して防寒できます。例えば、窓の内側に自作の二重窓をつける方法で、すでに販売されているものを購入するか、ホームセンターなどでプラダンシートと呼ばれる大きなプラスチックの板を購入してきて自作することができます。

プラダンシートとは、引っ越しの養生シートなどに使われるもので、今回は厚めのものを選んでください。自作する際には、そのプラダンシートの厚さに合うレールと、プラダンシートを切れる刃物も購入して、自分で板をぴったりはまるように切っていきます。材料も安価ですので、日曜大工が得意な方におすすめです。ガラスには規格があるので、同じ大きさのものが何枚もある時は、一つ作ったものを参考にしてください。

二重窓というと、北海道など極寒の地域のイメージがありますが、温暖な地域でも防寒にとても効果があります。さらに、向こうが透けて見えないような模様・色のプラダンシートを選ぶと、外からの目隠しにもなりますし、割られにくいので防犯ができるというメリットもあります。また、障子の和紙をプラダンシートにはめ代えるのもとてもいいです。こちらもやはり透過性が低い素材のプラダンシートなどを選べば、和紙と同じくらい光を通しますし、そのうえで防寒にもなります。